日々の生活の質を高めたり、健康的な身体になるためには、睡眠の質を向上させるのが近道。そのためにはまず睡眠に適切なナイトウェアの選択が重要です。
シルク100%で作られたシルクパジャマは、ナイトウェアの中でも「リラックスできる」「深い眠りにつける」と特に注目されています。
本記事では、シルクパジャマの魅力について詳しく解説していきます。実際に購入できるアイテムやシルクパジャマがもたらす効果、洗濯方法などをまとめました。
「着る美容液」とも呼ばれるシルクパジャマの素材と特徴
まずはシルクパジャマの素材とそれがもたらす特徴についてみていきましょう。
シルクパジャマの素材について
シルクパジャマの特徴は、まずそのシルクという素材にあります。
蚕(カイコ)が作る繭から生まれるのが絹=シルクです。天然繊維の中で唯一の長繊維で、繊維が長いことにより生まれる光沢感と滑らかな肌触りが特徴です。
触れると肌に吸い付くようにフィットし、心地よい肌触りは他の繊維にはない唯一無二のもの。
繊維が細く繊細なため通気性にも優れており、高い湿度調節能力を誇ります。そのため汗をかいてもムレずにさらっとした状態を保ち、夏場でも眠りに集中することができるのです。
シルクパジャマを購入する際に注意したいのは、シルク100%でできているかどうか。
基本的にはシルクパジャマと謳っているものはシルク100%で作られていることが多いですが、中には強度を増すために化繊が混ざっていることも。
シルクパジャマを選ぶ際には、その良さを最大限に発揮するためにもシルク100%のパジャマを選ぶことをおすすめします。
シルクの特徴(1)肌に優しい
シルクの特徴として最も知られているのが、肌への刺激が少ないということ。
シルクは天然のタンパク質繊維で、肌や髪に近しい18種類のアミノ酸を含んでいます。
前述したように滑らかな肌触りに加え、人の肌に近い成分でできているため、肌への摩擦を軽減してくれます。
そのため、敏感肌の方やアトピー体質の方でも比較的安心して着用することができるのが魅力。
さらに抗菌性も備えており、細菌の繁殖を抑える効果もあります。これらの特徴により、肌トラブルのリスクを軽減することができる優秀な素材として古くから愛されています。
シルクの特徴(2)通気性と湿度調整能力
シルクのもう一つの特筆すべき特徴として、優れた通気性を挙げることができます。
シルクの細い繊維の間には微細な空気層ができているため、空気の循環を促します。
これにより、シルクパジャマは湿気や汗を効果的に吸収し、蒸発させることが可能に。就寝中に汗をかきやすい人でもムレを気にすることなく快適に眠ることができます。
空気層があることによる保温性もあるため、艶やかな見た目とは裏腹に体温を保ってくれるという性質も魅力。
シルクパジャマがもたらす効果とは?
次に、シルクパジャマがもたらす効果について見ていきましょう。シルクという素材の特性により、シルクパジャマを着ることによって様々なメリットがあります。
シルクパジャマの効果(1)アレルギー・肌荒れ対策
シルクパジャマは肌への負担が少ないことから、肌荒れ対策になるといった効果があります。シルクの滑らかな繊維が肌との摩擦を軽減し、かゆみを防ぎます。
また、シルクは天然の抗菌性を持つため、細菌の繁殖を抑える効果もあります。
そのためアレルギーを抱える方や敏感肌の方にとって、シルクパジャマは肌への負担を最小限に抑えて快適な睡眠環境を提供してくれるのです。
シルクパジャマの効果(2)美肌へ導く
シルクにはセリシンという成分が含まれています。
そのセリシンを構成するアミノ酸組成が人の皮膚の天然保湿因子の中にあるアミノ酸組成と似ているため、肌への保湿効果があります。
冬場に乾燥によって肌が痒くなったり、粉が吹いてしまう人はぜひシルクパジャマを取り入れてみてください。
しばらく使い続けていると、腕や足などで違いを感じるはずです。
さらに肌だけではなく、タンパク質でできている髪にも同じような効果が見込めます。
シルクパジャマだけではなく、シルクを使ったヘアキャップなどもあるのでぜひチェックして見てください。
シルクパジャマの効果(3)快眠
これらの効果を合わせると、シルクパジャマには快眠に導く効果があることがわかります。
放湿性・通気性があるため夏場はさらりと快適に着ることができ、乾燥を防ぎ潤いをプラスしてくれるため、冬場にも心強い味方になってくれるのがシルクパジャマ。
着ていることを忘れるような滑らかな肌触りと軽い着心地で、睡眠の邪魔をせず快眠の手助けをしてくれます。
最高ランクのシルクを使用した「Foo Tokyo」のシルクパジャマ
極上の肌触りのシルクパジャマで人気を博しているFoo Tokyo(フートーキョー)は、素材から縫製までこだわりのものづくりを貫くラグジュアリーライフスタイルブランド。
世界トップレベルの縫製技術を持つ国内の工場で、1枚ずつ丁寧に生産されたアイテムは、自分へのご褒美や特別な日のプレゼントとして選ばれています。
そんなFoo Tokyoのシルクパジャマには、シルクの生産量のうち10%未満しか取れない世界最高峰の「6A / 5Aランク」に位置づけられる特別なシルクを100%使用。
一度着たら他のパジャマには戻れない、最高の睡眠体験が叶うシルクパジャマです。
有名百貨店や豪華寝台列車などの多彩な導入歴
Foo Tokyoは伊勢丹新宿店や松屋銀座など、全国各地の有名百貨店にて豊富な取り扱い実績があります。
さらに、世界中の旅人が憧れるJR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の車内着や、プライベートジェットの機内着、ミシュラン星付きオーベルジュの室内着を手がけるなど、ビジネス向けの商品プロデュースも行っています。
また、Foo Tokyoの代表作であるシルクパジャマは、その見た目の美しさから、人気テレビドラマの衣装として採用されたり、TVや雑誌など多くのメディアで取り上げられています。
掲載情報はこちらFoo Tokyoのシルクパジャマはどこで買える?
Foo Tokyoのシルクパジャマを買うなら、公式オンラインストアがおすすめ。万が一、商品のサイズ交換をしたい場合にもすぐに対応してくれるので安心です。
Foo Tokyoオンラインストアはこちら商品を直接見てから購入したいという方は、店舗に足を運んでみてください。常設店である松屋銀座6階「&SLEEP」では、Foo Tokyoの製品をいつでも店頭で見ることができます。
その他にも有名百貨店やセレクトショップにてポップアップストアを開催しています。公式LINEやメールマガジンを登録しておくことで、お住まいの地域でポップアップストアが開催される際に通知が来るので、興味がある方は登録しておくとおいでしょう。
取扱店舗はこちらから快眠効果のあるおすすめシルクパジャマ【レディースに人気】
それでは実際に購入できるおすすめのシルクパジャマを紹介していきます。Foo Tokyoには定番の無地のシルクパジャマに加え、ここにしかないオリジナル柄のシルクパジャマもラインナップ。
自分の好みに合ったシルクパジャマを見つけてください。
シルクパジャマ ピンクベージュ
Foo TokyoのシルクパジャマはS〜LLまでの4サイズ展開でユニセックスのデザインです。
上下別々での販売なので、サイズやカラーなどを自由に組み合わせて自分だけのスタイルで楽しむことができます。
女性から特に支持を集めているのが、定番シルクパジャマのピンクベージュ。光の当たり方によっても異なる表情を見せる美しい「薄色」は、着ていると心が温まるような安心感と幸福感をもたらしてくれます。
Foo Tokyoのシルクパジャマは素材だけではなく、縫製にもこだわっています。
シルクの肌あたりの滑らかさを損なわないように、縫い目が肌に当たらない縫い方を採用しました。
裏返しても美しい表情を見せてくれる、宝石のようなシルクパジャマです。
シルクパジャマ パールホワイト
定番のホワイトも人気カラーのひとつ。心地よい眠りに誘ってくれそうなピュアなホワイトは、シルクの光沢感も相まってまるで真珠のように輝きます。
他のカラーと組み合わせてバイカラーで着るのもおすすめ。
インテリアライクシルクパジャマ
パジャマは単にパジャマであるだけでなく、部屋を飾る装飾の一つとして解釈し、日本の陶磁器からインスピレーションを得て作られたのが、「インテリアライクパジャマ」です。
表面にはアカンサス紋様をエッセンスに、幸福を象徴する鳥を模様に織り交ぜた、Foo Tokyoオリジナルのテキスタイルデザインが施されています。
凛とした格調を場にもたらす「洋服という枠組み」を超えた、美しく画になる一着です。
ウォータカラー シルクパジャマ
まるで夢の中のような、うっとりとする景色を共に過ごすリゾートウェアを目指して作られた、ウォータカラーシルクシリーズ。
鮮やかな水彩画を特殊な技術で上質なシルクにプリントしているこちらのパジャマは、夕暮れ時の空を切り取ったような「イブニンググロウ」と、リゾートの象徴である霧がかった湖畔を滲んだ色の重なりで表現した「ミスティレイク」の2色展開です。
切り取る箇所によって異なる味わいを感じるウォータカラーシルクパジャマは、世界にたった一つ、自分だけのパジャマが欲しいという方にもおすすめです。
シルクジャガードパジャマ
着物などにも用いられている日本伝統の和柄「流水紋様」が浮き出るように織られた京都・丹後産のジャカード織りのシルクを、贅沢に使って作られたシルクジャカードパジャマ。
日本が世界に誇る卓越した技術の結晶とも言えるこちらの製品は、パジャマの域を超えて一つの伝統工芸品とも言える一着です。
流水紋様は苦難や災厄を流し去る魔除けの願いが込められている、非常に縁起の良い柄。
特別なお祝いの場面などにプレゼントとして贈れば、喜ばれること間違いなしです。
快眠効果のあるおすすめシルクパジャマ【メンズに人気】
次にFoo Tokyoのシルクパジャマの中でも男性に人気のカラーを紹介していきます。サイズはL、LLが男性に多く選ばれています。
シルクパジャマ エレガントネイビー
Foo Tokyoのシルクパジャマの中でも男性に人気のカラーが「エレガントネイビー」。
身につければ深い眠りに誘ってくれそうな紺よりもさらに濃い藍色は、和名で「勝色」と呼び、その名から縁起色と言われてきたそう。
肩肘張らずに験を担げる粋なネイビーのシルクパジャマは、男性へのギフトとしても人気のある一着です。
シルクパジャマ チャコールグレー
男女ともに人気のあるカラー「チャコールグレー」。
藍みを帯びた墨色藍墨茶(あいすみちゃ)色は江戸中期に愛用された色です。「仲直りの祝儀のしるしに衣服を同じ色に染め、揃って着用した」という逸話があります。
「手打ちが済んだ」という意味から生まれた「相済茶」が元だと言われ、一件落着という意味もあり、この色をまとって一日の終わりを穏やかに締め括ってほしい、という意味を込めました。
着る人の幸福を願う「縁起」の意が込められており、大切な人に想いを届けるのに、これ以上ない一着として多くの方にギフトとして選ばれています。
シルクパジャマだけじゃない、Foo Tokyoの人気ルームウェア
シルクパジャマが人気のFoo Tokyoですが、人気の秘密はシルクパジャマだけではありません。
パジャマはシルク派という方も納得の、滑らかで心地よいパジャマ・ルームウェアを少しだけご紹介します。
ロイヤルオーガニックコットン ダブルボタンパジャマ
パジャマなのにエレガントなシルエットが特徴的なダブルボタンパジャマは、プライベートジェットの室内着としても採用されたデザインのパジャマです。
柔らかな肌触りが心地よい上質なオーガニックコットンの生地は、仕上げにシルケット加工を施すことにより、まるでシルクのような滑らかな肌触りを実現しています。
プライベートジェットの機内着にも採用され、男女問わずビジネストリップが多い方などに支持されているアイテム。
スビンコットンロングワンピース
別名「宝石の綿」と呼ばれる希少なコットン"スビン"を使用したワンピースタイプのルームウェアは、可愛さのあるルームウェアをお探しの女性にぴったりの一着。
スビンの特徴としてまず挙げられるのは、そのしっとりとした独特な肌触り。油脂分が豊富なため、コットンなのにシルクのような光沢感や、カシミヤのように滑らかな肌触りを持ち合わせています。
コットンパジャマ
シルクパジャマに負けない定番人気アイテムと言えば、ウールをブレンドしたふわふわ素材のコットンパジャマ。
色はターコイズブルー、ラベンダー、ワインレッドの3色展開のため、パートナーとの色違いパジャマとして多くの方から選ばれています。
ずっと触っていたくなるような柔らかくてエアリーな肌触りは、一度着たらやみつきになるような心地よさ。自宅で洗濯ができるイージーケアもポイントです。
シルクパジャマを長持ちさせる洗濯・お手入れ方法
シルクパジャマは高品質な素材で作られており、その美しい質感や快適さを長く保つために適切なケアが必要です。以下にシルクパジャマを長持ちさせるためのケア方法をご紹介します。
シルクは手洗いがベスト
シルクパジャマはデリケートな素材なので、手洗いが最適です。
ぬるま湯を使用し、中性洗剤やおしゃれ着用洗剤で優しく洗ってください。強くこすったり、しわをつけないように注意しましょう。
漂白剤や漂白剤入り洗剤は避ける
漂白剤や漂白剤入り洗剤はシルクの繊維を傷める可能性があるので、使用しないでください。
もし汚れが気になる場合は、シルク専用の洗剤を選ぶことをおすすめします。
柔軟剤は控える
シルクパジャマは柔らかな質感が魅力の一つですが、柔軟剤は繊維をコーティングしてしまい、その柔らかさを損なう可能性があります。
柔軟剤の使用は避け、自然な風合いを楽しみましょう。
陰干し・平干しする
シルクパジャマを乾かす際は、直射日光を避けて陰干ししましょう。日光に当てるとシルクの繊維が劣化するおそれがあります。
風通しの良い場所で優しく乾燥させると、シルクの美しい質感が長持ちします。
また、水分の重さにより生地や縫い目が傷んでしまう可能性があるので、なるべく平干しするのがおすすめです。
アイロンは低温設定で
シルクパジャマがしわになった場合は、スチームアイロンを利用しましょう。
アイロンを利用する場合は低温設定にし、蒸気をかけながらアイロン部分にハンカチなどのあて布をしたうえでの使用がおすすめ。
アイロンの熱が直接生地に当たらないように注意をしましょう。
長期保管時にはクリーニングを
シルクパジャマを長期間保管する場合はクリーニングしてから保管しましょう。汚れたまま保管すると、シルクの繊維が弱くなり、劣化するおそれがあります。
シルクパジャマは特別なケアを施すことで長く美しい状態を保つことができます。
適切な手洗いや陰干しなどを心掛けて、大切なシルクパジャマを長く愛用しましょう。
シルクパジャマの効果でリラックスしたひとときを
快適な睡眠を得るためには、シルクパジャマを着るのが近道。
シルクパジャマは放湿性や保湿性に優れ、一年を通して着ることができます。上質なシルクを使用したものだと値段は張りますが、その分良質な睡眠や美肌を手に入れることができるのでコストパフォーマンスは抜群。
頑張った自分へのご褒美として、もしくは大切な人へのプレゼントとして、ラグジュアリーなシルクパジャマを贈ってみてはいかがでしょうか。
シルク及びシルクパジャマに関するQ&A
お手入れ方法や洗濯頻度、メリットやデメリットなど、シルクに関するよくあるQ&Aをまとめました。
シルクのお手入れ方法について
Q:シルクは何で洗えばいいですか?
A:シルク専用洗剤やおしゃれ着洗剤で洗うことがおすすめ。普通の洗濯洗剤は弱アルカリ性のものが多くシルクの主成分であるタンパク質を分解してしまい、シルクが劣化する恐れがあリます。
Q:シルクを家で洗濯する方法は?
A:ご自宅で洗濯する場合は、洗濯機を使用せず、つけ置き洗いをおすすめします。洗面器などに水またはぬるま湯を入れ、おしゃれ着洗剤かシルク専用洗剤を使いましょう。
他はシルク製品を浸して洗剤の所定の時間置いておくだけ。このとき、優しく押し洗いをするのは大切です。強く揉むのはNG。
Q:シルクの洗濯は毎日した方が良いですか?
A:シルクを毎日洗濯する必要はありません。洗濯頻度としては1週間に1~2回を目安に洗いましょう。デリケートな繊維なので、頻繁に洗うと強い摩擦で生地を傷めてしまう可能性があります。
Q:シルクを洗濯機で洗うのはOKですか?
A:一般的にはシルク製品は洗濯機を使用せず、手洗いがおすすめです。手洗いがシルク製品の繊維を適切に保護し、縮みや損傷を最小限に抑えます。
洗濯機を使用してシルク製品を洗濯することは可能ですが、注意点がいくつがあります。
(1)デリケートモードを選択
洗濯機を使用する場合は、必ずデリケートモードや手洗いモードを選択してください。これにより、洗濯機がより優しく洗う設定になります。
(2)洗濯ネットを使用
シルク製品を洗濯する際には、洗濯ネットを使用してください。他の衣類との摩擦を減らすことができます。
(3)冷水で洗濯
必ず冷水で洗濯してください。水の温度が高すぎるとシルクを傷める可能性があります。
(4)中性洗剤や専用洗剤を使用
中性洗剤やシルク専用の洗剤を選び、強い洗剤や漂白剤は避けてください。
(5)適切なスピン速度で洗濯
スピン速度はできるだけ低く設定し、強い脱水は避けましょう。
シルクのメリット・デメリットにいつて
Q:シルクのメリット・デメリットは?
A:シルクのメリットは下記のような点です。
- ・なめらかで肌触りが良い
- ・吸湿発散性が高い
- ・軽量かつ通気性が良い
- ・保湿効果がある
デメリットは、デリケートな素材であり、摩擦や引っかかりによって繊維が傷つく可能性があるということ。
長時間の直射日光や湿気の影響を受けると劣化しやすい繊細な生地です。
また、染色が難しく、特定の色を安定して出すのが難しい場合があります。シルクは高品質で手間のかかる製造過程を経て作られるため、他の素材に比べて高価であるということも挙げられるでしょう。
Q:シルクは経年劣化しますか?
A:シルクは経年により劣化する可能性があります。シルクを構成したフィブロイン中にアミノ酸が含まれ、アミノ酸が空気中で酸化と分解により、黄変することがあります。
Q:シルクはなぜ黒くなるのですか?
A:シルクが黒くなる理由は、シルク繊維に光を吸収する特性があり、黒に見えることがあるからです。
また、シルクには自然に色素が含まれる場合もあり、繊維構造によって光が散乱されるため、表面が黒く見えることがあります。
Q:シルクはカビやすいですか?
A:シルクはタンパク質でできた天然繊維のため、カビにとっての栄養が豊富でカビが生える懸念があります。
シルク専用洗剤で優しく洗い、直射日光を避け陰干すことで、不安点を抑えることができるでしょう。
Q:シルクは天日干しでも大丈夫ですか?
A:いいえ。直射日光は生地を傷めやすいので避けてください。
日光が当たらない風通しのいい場所で陰干しするのはおすすめです。
Q:シルクはシワになりにくいですか?
A:シルクは基本的には速乾性があり、シワにもなりにくいです。万が一シワになった場合はアイロンであて布を使い、その上からアイロンをかけます。
また、シルクは耐熱温度が低い素材なので、直接高温でのアイロンがけは避けましょう。
シルクの特徴について
Q:シルクはいつ着用するのがおすすめですか?
A:シルクは吸湿性や保湿性が優れているため、暑い時から冷えが気になる季節まで年間通じて着用できます。
Q:シルクが暖かいのはなぜですか?
A:シルクは熱伝導率が低く、体温を適切に保つ保温性をもち、外部の熱を体から奪いにくいです。そのため、暖かさを維持しやすく、寒い冬も着用できます。
Q:シルクは汗で劣化しますか?
A:はい。シルクは天然繊維なので水分に弱く、汗を放置するとシミや色落ちの恐れがあります。
Q:シルクは汗を吸収しますか?
A:はい。シルクは汗を吸収する特性があります。吸湿発散性があるため、体から発生する汗や湿気を繊維が吸収・発散することで、汗による肌のべたつきなどを軽減し、体温調節が可能となっています。
Q:シルクが夏にもおすすめの理由は?
A:シルクは熱伝導率が低いので涼しいのが特徴。シルク繊維は微細な多孔質構造をしており、放湿性が高く汗をたくさんかく夏でもベタベタせず涼しく着用できます。
Q:シルクは毛玉ができますか?
A:シルクは繊維が滑らかで緻密なため、他の素材に比べて毛玉ができにくい傾向があります。
しかし、他の摩擦の強い素材や表面と接触すること、洗濯時の取り扱い不良や長時間の使用により、繊維が摩擦を受けて毛玉ができる可能性もあります。
Q:シルクが肌に良いのはなぜ?
A:シルクには美肌効果が期待される成分フィブロインとコラーゲン成分となるアミノ酸が含まれています。
滑らかな肌触りのため、肌への摩擦が生じにくいのもポイントです。
シルクパジャマについて
Q:シルクパジャマのお手入れ頻度は?
A:頻繁な洗濯は生地を傷める可能性があるため、毎日着ていても1週間に1~2回程度のペースでの洗濯がおすすめです。
夏場の汗をかきやすい季節は頻度を上げ、冬場の汗を比較的かかない時期は頻度を下げるなど、季節や自身のライフスタイルに合わせて調節しましょう。
Q:シルクパジャマは買い替えが必要ですか?
A:シルクパジャマは適切な手入れを行うことで2〜3年は問題なく着用が可能です。
買い替えの目安としては、生地が擦り切れてきた、毛羽立ちが目立ちはじめ、肌触りが悪くなってきたなど。これらが当てはまるようになった時が買い替えのサインです。
シルクと他の素材の見分け方
Q:シルクと化繊の見分け方は?
A:シルクと化繊では見た目は似ていても手触りが異なり、シルクがしっとりと肌に馴染むのに対し、化繊は乾いた感触があります。
また、シルクは擦り合わせると、絹鳴りという化繊にはない独特の音が出ます。
さらに繊維を燃やした際の臭い、燃え方、燃えた後の燃えカスに違いが見られます。
タンパク質からなるシルクを燃やすと、髪の毛を燃やした際と似た臭いがします。それに対して化繊は、化学的な臭いがすることが特徴です。
シルクの燃え方は火をつけた部分のみが燃え、火を離すとすぐに火が消えます。化繊は、素早く燃え火を離しても燃え続け、プラスチックのように溶けながら黒煙を伴い燃えます。
シルクを燃やすと黒い炭状の灰となり、触ると簡単に粉々になるのに対し、化繊は白い灰、黒い球体状の灰や固いガラス状の灰になり、簡単に粉々に崩れない灰となります。中には粘着力のあるゴム状の塊ができるものも。
Q:絹とシルクの違いは何ですか?
A:シルクと絹は蚕の繭玉から作られます。どちらも同じ繊維をあらわしていて、カタカナ表記がシルク、和名が絹です。
Q:ポリエステルとシルクの違いは?
A:ポリエステルとシルクは素材から異なりますが、手触りだと生地のなめらかさと熱伝導率で判断できます。シルクは天然繊維でポリエステルと比べると柔らかく滑らかです。
シルクの熱伝導率は非常に高く、体温調節の能力があります。ポリエステルは主に石油から作られる合成繊維で、大量生産できるため安価でメンテナンスが容易という特性があります。
ただし、濡れると肌に張り付く傾向があり、汗をかくような暖かい気候で着用するのは推奨できません。
Q:シルクとコットン、どちらが肌に良いですか?
A:シルクは人の肌にかなり近い、弱酸性のアミノ酸タンパク質でできている繊維のため、肌への負担が少ない繊維です。
また、美肌効果が期待される成分「フィブロイン」を主成分とし、コラーゲンの主な成分となるアミノ酸がバランスよく含まれているため、保湿性が高く、乾燥から肌を潤してくれたり、なめらかな肌触りで肌への刺激が少ないのが特徴。
肌への保湿効果やシルクの成分を考えると、コットンよりも肌に優しいと言えます。
その他
Q:シルクはなぜ高価?
A:シルクは蚕の繭を原料とした天然素材であり、生糸1kgを作るためには5kgの繭が必要になるため量産が難しく、製糸にも熟練の技術、手間を要すため高価となっています。
Q:絹鳴りしないシルクはありますか?
A:シルク製品が擦れると、軽いきしみや細やかな絹鳴りという音が鳴ることが一般的です。これはシルク繊維の特性によるもので、完全に無音にすることは難しいと考えられます。
-参考文献-
今年の夏はマスク焼けに要注意!紫外線から肌を守るために効果的な色や素材は?Suits.woman.jp