厄除けの願いを込めた
日本伝統の和柄「流水紋様」
今作のテーマは”水”。命を育み、ときに脅威ともなり得る存在に、人々は古くから畏敬の念を抱いてきました。
機械や技術がどんなに発展しようとも、人と水には切っても切れない強い結びつきがあります。そもそも人間の体は、半分以上が水でできているのですから。
日本伝統の和柄である“吉祥文様”の中にも、水を表現したものがいくつか存在しています。今回はその中から、代表的な柄「流水文様」を採用しました。
流れる水は濁らず常に清らかであること、苦難や災厄を流し去ることから、魔除けの願いが込められた縁起の良い柄として、着物のデザインにも用いられています。
我々の想像を遥かに超える疫病や災難が降り注ぐ現代。今作では、そこに生まれるたくさんの深い悲しみや苦しみを洗い流す清らかな水を表現し、厄除けの願いを込めました。人が最も無防備になる「眠っている時間」にこそ、身に着けてほしい一着に仕上がっています。
1300年の歴史がある
”丹後シルク”を使用
日本一のシルク織物産地である京都・丹後。丹後シルクは、良質な軟水によって生み出されるしなやかで柔らかい風合いと、丹後の織り手のあらゆる試行錯誤によって編み出された技法により、世界でも類を見ない風合いを持つ生地へと進化を続けています。
天然繊維であるシルクの糸は「生き物」であり、同じ作業を繰り返したとしても、結果は異なると言います。多様な糸を組み合わせ、撚り、織るという、シンプルなようで複雑な工程の中で、丹後の職人は日々「生き物」と向き合い、目的の質感・風合いを形にしています。
それは最新の機械でも織ることのできない、美しく自然な表情。この表情のバリエーションの多さと、リュクスな質感が丹後シルクの特徴です。
職人の技術が結集した
”シルクジャカード織り”
ジャカード織りとは、模様が浮き出るように織られた生地のこと。プリントにより柄を表現したものと比べて、立体感や高級感があり、着物の生地にもよく用いられる技法です。
繊維が細いシルクをジャカード織りにすることは、決して容易ではありません。美しいシルクジャカード生地を作るためには、一流の織り手の技術が必要不可欠です。
今作では、日本を代表するシルク織物産地である丹後に工場を構えるテキスタイルブランド「create ebara」のシルクジャカード生地を採用。卓越した技術によって、滑らかなシルクに美しい流水紋様が浮かび上がる贅沢な生地が完成しました。
有名百貨店での取り扱い実績や
ドラマ・CMでの着用実績など
Foo Tokyoのシルクパジャマは伊勢丹新宿店、松屋銀座、銀座三越本館、大阪髙島屋などの有名百貨店での取り扱い実績があります。
着心地の良さのみならずデザイン性の高さから、TVCMやドラマなどでも数多く着用されています。
特別なシルクを100%使用
職人の熟練の技で仕立てあげた一着
世界最高峰「6A / 5Aランク」に位置づけられる特別なシルクを100%使用し、Foo Tokyo独自の工夫を随所に施すことにより、素肌に吸い付くような着心地やエレガントなデザインを実現しました。見ているだけでも幸せな気持ちになれる逸品です。
例えば、デザインの脇役になりがちだったパイピングは細く柔らかい素材を使用しています。それぞれの生地色を引き立てる重要な差し色として、細部までこだわり選定しました。ボタンは美しく輝く貝ボタンを採用し、さりげないジュエリーのようにパジャマを飾ります。
着心地を左右する
見えないこだわり
シルクは繊細な生地ゆえに股部分が裂けやすいという弱点がありましたが、お客様の声をいただき縫製をアップデート。動きやすさや柔らかさはそのままに、耐久性を向上させました。
ボトムスの股には布の端を隠す “袋縫い” を採用し、さらに一本ステッチを走らせることで、裂けやすい股部分の強度を高めています。
トップスの脇部分には割伏せ縫いを採用。3本のステッチを走らせることで、動きやすい脇部分の強度を補いました。
Foo Tokyoシルクパジャマは、布の端が肌に触れることがないように縫製されており、どこに触れても滑らかで、素肌に吸い付くような着心地を実現しています。
柔らかく繊細な生地であるシルクは、こうした細かな縫製にも高度な技術が求められます。Foo Tokyoのパジャマはトップメゾンを支える日本の縫製職人の熟練した技術に支えられているのです。
肌に優しいシルクは
まさに“着る美容液”
シルクは、素肌に潤いを与え美しく整えると言われており、人々から愛されてきた特別な天然繊維。着る美容液とも言われています。
アミノ酸を豊富に含む組成は人肌に限りなく近く、敏感肌やアトピー肌、乾燥肌の人でも安心して着られる肌に優しい素材です。
そのシルクの中でも、加工を施していない「最高峰の“生”シルク」だけを100%使用し完成したのが、Foo Tokyoのシルクパジャマです。
眠りに費やす1日8時間と言われています。シルクパジャマをまとって寝れば、人生の1/3を占める睡眠時間が「心と身体を慈しみながら“美しさ”を育む」特別な時間に変わるでしょう。
シルクの経年変化を楽しむ
レザーと同じように、シルクも経年変化を楽しめることを知っていましたか?
シルクの滑らかな肌触りの秘密は、繊維がとても細く長いことにあります。そのため着用を重ね洗うたび、木々が年輪を刻むように生地の風合いが変化していきます。これが、シルクの経年変化です。
着用して6ヶ月もすれば、身体のラインに沿ったシワが現れ、自分だけの変化を楽しみながらおくつろぎいただけます。