人生の伴侶と結ばれて、新たな一歩を踏み出す大切な家族や友人、お世話になっている仕事仲間に、結婚祝いを贈るとき、どのような基準でギフトを選びますか?
誕生日や季節イベントに贈るギフトとは違い、お祝い事の際には基本的なマナーをしっかりおさえた上で、二人に喜んでもらえるものを選びたいものです。
本日は、結婚祝いのギフトを贈る際におさえておきたい基本マナーや、二人に喜ばれるギフトの選び方をご紹介します。
知っておきた結婚祝いの基本マナー
- 結婚祝い、渡すタイミングはいつ?
結婚祝いを渡すタイミングは、挙式の2ヶ月前〜1週間前がベストとされています。もし、挙式を行わないご夫婦にお祝いを贈る場合には、結婚報告を受けてから、1ヶ月以内に贈ると良いでしょう。
- お祝いのギフトは縁起に配慮。結婚祝いに避けたいギフトは?
1. 刃物・調理バサミ
結婚祝いには、二人の生活を豊かにするキッチン用品は選択肢の一つとして上がりやすいジャンルですが、そんな時に注意しなければならないのが「包丁」や「キッチンバサミ」などの刃物類。「切れる=縁が切れる」と連想されることから、結婚祝いには不向きとされています。新郎新婦からの強い希望がある場合を除き、お祝いに刃物は避けた方が良いでしょう。
2.白いハンカチ
ハンカチは漢字で「手巾」と書き、手切れ、別れを連想させます。白いハンカチは、弔事に使用する布を連想させ縁起が悪いとされているため、避けましょう。
3.ライター・灰皿
ライターや灰皿は、「燃える」ということを連想させるため、結婚祝いには不向きとされています。
4.日本茶
「弔事」を連想させるため、結婚祝いには不向きとされています。
昔は、その名前や用途により連想させるものなどから、結婚祝いに不向きとされていたものでも、近年はそのような決まりに縛られず、新生活に役立つものや、好みのものが欲しいという方も増えてきています。
しかし一方で、今も贈り物の縁起やマナーを気にする方がいるということも念頭に、相手に合わせたギフトを選んでいく必要があります。
新婚生活は、何かと必要なものが多い時期でもあるため、間柄によってはどんなものが欲しいか直接聞いてみるのも良いかもしれません。
- 喜ばれるギフト、どう選ぶ?
1. 二人で使えるもの
結婚祝いに贈るギフトは、夫婦二人で使えるものにしましょう。ご夫婦に共通の趣味があるなら、その趣味にまつわるものや、二人の仲を深めるお揃いのアイテムも良いでしょう。
2. 新生活で役に立つもの
何かと新たに揃える必要がある新生活で、二人が欲しいと思っていたものを贈ると、大変喜ばれます。ただし、生活に一つあれば良いもの、例えば家電などを贈る場合には、すでに新しく購入している場合や、他の人から既にプレゼントされている可能性があるので注意が必要です。もし、そのようなものを贈りたいと考えている場合には、事前にどんなものが欲しいか聞いてみると良いでしょう。
3.自分たちでは買わない上質な日用品
自分たちではあまり買わない上質な日用品も、結婚祝いの贈り物にぴったりです。例えば、暮らしに安らぎをもたらすふんわりとしたタオルや、良い香りがするハンドソープ、来客用の食器なども、結婚祝いの定番人気アイテムです。