オランダ発の"何もしない"リラックス法”Niksen”とは

国連が毎年発表している「世界幸福度ランキング」で、2022年世界第5位の国、オランダ。そんな国民の幸福度が高い国、オランダ発祥のリラックス法”Niksen(ニクセン)”をご存じですか?

“Niksen”とは、オランダ語で「何もしない」という意味です。

Niksenには、忙しい毎日の中で感じるストレスを軽減させる効果がある他、現代人に多いバーンアウト(燃え尽き症候群)の対処療法としても注目を集めています。


- Niksenのやり方

“何もしない”ってどうやるの?という一見矛盾したような問いですが、毎日仕事や家事に追われる現代人にとって、”何もしない”ことは簡単ではありません。

何もしないことに慣れていない人は、予定を調整してスケジュール帳に空白の時間を作ることから始めます。その時間は、窓の外を眺めたり、横になってリラックスできる音楽を聴くなど、仕事や日常の悩みから離れてぼーっとすることに専念します。

そのように過ごしていると、自然と呼吸が深まり、体の力が抜け、心にも余裕が生まれてきます。



- Niksenの嬉しい効果

忙しい日常の中で、自律神経は常に張り詰め、交感神経が優位の状態が続きます。そんな時に副交感神経を高め、自律神経を整えてくれるのがNiksenです。

”何もしない”時間を作ると、脳内では幸せホルモンである「セロトニン」が分泌され、呼吸や脈拍が整っていきます。自律神経が整うと、体中の血の巡りが良くなり、結果として免疫力を高めてくれるのです。

また、身体を整えるだけでなく、Niksenにはひらめきを生んだり、生産性を高める効果が期待できます。

仕事に追われる忙しい時こそ、少し立ち止まって”何もしない”時間を作ることが、結果として仕事にも良い影響を及ぼしてくれるのです。


- まずは数分から、少しずつ時間を伸ばす

いくら効果が期待できるとはいえ、仕事に追われる中で何もしない時間を作ることは、頑張り屋の人たちにとって勇気がいることですよね。

そんな方は、まずは短い時間からで構いません。数分の小休止を数回繰り返してみてください。わずかな時間であっても、心と身体が整っていく感覚を感じられるはずです。


- 何もしていないという罪悪感から、何もしないという選択へ

頑張りすぎてしまう人が多いこの日本で、私たちFoo Tokyoは「なにもしない時間」こそが「今」を自分らしく豊かに生きることに必要不可欠であると考えています。

オランダの”Niksen”は、私たちが大切にする言葉、「The luxury of doing nothing. (なにもしない贅沢) 」に通じる価値観であり、生き方であると感じています。

何もしていないという罪悪感から、何もしないという選択へ。

ぜひ今日からの毎日に「贅沢な何もしない時間」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

何もしない贅沢な時間のための、贅沢品
Foo Tokyoが誇る極上のルームウェア