富山・利賀村|オーベルジュ「L'évo」室内着の監修・制作

- 知る人ぞ知る美食の名店、富山を堪能するオーベルジュ『L'évo』

昔ながらの風景と手つかずの自然が残る富山県利賀村。そこには、かつてこの地にあった集落を思わせる一軒のオーベルジュがあります。

オーベルジュの名は、L'évo。「ミシュランガイド北陸 2021」にて二つ星を獲得、さらに先日発表された「Asia’s 50 Best Restaurants」では、富山県で初めてリスト入りを果たすなど、世界的にも注目されている美食の名店です。L'évoでは、美しく表情を変える自然に抱かれながら、ここでしか味わうことのできない前衛的地方料理を楽しむことができます。

土作りからこだわった野菜や地元産のジビエをはじめ、富山の食材を自由な発想で唯一無二の一皿へと昇華するのは、オーナーである谷口英司シェフ。

そのこだわりは料理だけにとどまらず、料理を盛り付ける器や、食事を楽しむ空間を彩るインテリアなど、​​L'évoを形作るすべてのものに、一切の妥協がありません。

谷口シェフにとってL'évoは、理想を形にしたオーベルジュなのです。

- 日本の原風景の中で過ごす、唯一無二の心満たされるひととき。それに相応しい室内着を。

渓谷の自然に包まれた敷地内には、1日3組限定の宿泊コテージがあります。私たちは今回、そこに宿泊されるお客様のための室内着を制作いたしました。

室内着制作のお話をいただいたのは、昨年の夏。ご連絡をいただいてすぐに、Foo Tokyoの代表/デザイナーである桑原をはじめとするメンバー数名で、L'évoを訪ねました。

1日を通して表情を変える景色や、地元の幸をふんだんに使用した前衛的な料理は、L'évoでしか味わうことのできない、唯一無二の体験。その体験に相応しい、進化した室内着をご提案したい。

そのような想いから、L'évoのオリジナル室内着制作はスタートしました。

Details

- Design 1:ダブルブレスト仕立てのエレガントなデザイン

L'évoを訪ねたデザイナーが感じたこと。それは、自然に対する「畏敬の念」。手付かずの自然を前に、身が引き締まるような思いがしたと言います。

だからこそ選んだデザインは、リラックスできるのにエレガントなダブルブレスト仕立ての室内着。荘厳な自然を前にしても、決して恥ずかしくない一着に仕上がりました。

- Design 2:暁の澄んだ空をイメージしたブルーグレー

L'évoの室内着を制作する上で、大きなテーマとなったのが「自然との調和」。周囲の風景に溶け込むようにデザインされている屋根が印象的なL'évoの外観からインスピレーションを得て、室内着の色にも自然色を取り入れることに。

最後に選んだのは、夜明けの澄んだ空の色。室内着は、主に夜から朝方にかけての時間をともに過ごすものだからこそ、その景色に最もよく溶け込むブルーグレーを採用しました。

- Design 3:着ているだけで癒される肌触り、微起毛を施すことでより暖かく

L'évoがある富山県利賀村は、大自然に囲まれた場所。そのため日照時間が短く、冬は豪雪に見舞われることも。室内着には、そんな土地の気候に寄り添う工夫を凝らした生地をご提案しました。

着ているだけで癒される極上の着心地を追求し、上質なスビンコットンとDCHコットンを配合した生地を制作。現行のダブルボタンパジャマに使用されている生地であるロイヤルオーガニックコットンよりも厚手の仕上がりとなっています。

さらに、表地に微起毛を加えることで、寒さの厳しい冬でも快適にお過ごしいただける保温性を実現。全身で心地よさを感じながら、心ゆくまま四季折々の気候を楽しんでいただければ幸いです。

- Design4:ボタンにはレーザー加工でロゴを印字

前衛的で、常にチャレンジし続けているL'évoへの誠意として、私たちも何か新しい挑戦はできないだろうか。そう考えて実現したのが、ボタンに施したロゴのレーザー加工です。

シルバー淵の貝調ボタンに墨入れ無しのシンプルなレーザー加工を加えるのは、Foo Tokyoにとっても初めての挑戦となりましたが、L'évoのためならとこだわったポイントの一つです。

ロゴがレーザー加工されたオリジナルボタンを使用することで、より高級感のあるディティールに仕上げることができました。

President’s Message

L'évo オーナーシェフ 谷口 英司

L'évoは、一つのチームです。

料理に使う食材、盛り付ける器、空間を飾るインテリア、ゲストをもてなすアメニティ。オーベルジュを構成するものはすべて、人の手によりこだわりを持って作られたものです。

私は、生産者や作家さんと近い距離で話をすることで、双方の思いを理解し、料理や空間で再現したいと思っています。

そして今回、チームL'évoに新しく加わってくれたFoo Tokyo。コンセプトやものづくりにかける想いに共感し、ぜひうちの室内着を作ってほしいと依頼しました。

完成した室内着は、期待以上の仕上がりです。早くお客様に自慢したいと思っています。

L'évoにお越しの際には、ぜひ富山の全てを肌で感じてください。そして、こだわりの詰まった料理や逸品を存分に堪能してください。想いの詰まったものは、必ず皆様の心に届くと信じています。

 

Foo Tokyo 代表/デザイナー 桑原 真明

以前から存じ上げていた、知る人ぞ知る美食の名店であるL'évo様からご依頼をいただいたときは、本当に光栄でした。ぜひL'évoらしい、オリジナルの室内着を制作させて欲しいと思い、現地視察に赴いた際、どこか懐かしさを感じたのを覚えています。

私は富山の隣県である岐阜の出身で、山の近くで生まれ育ちました。だからこそ、山に囲まれたその土地に馴染むものをご提案したいと思いました。

細部にまでこだわり抜いた室内着は、L'évoを訪れた人にしか味わうことのできない、至極の逸品に仕上がったと自負しております。

ぜひ一度、L'évoに足を運んでみてください。そこには素晴らしい料理と、富山の自然に囲まれて過ごす”何もしない贅沢な時間”があなたを待っています。


※室内着の導入は2023年5月20日(土)を予定しております。

L'évo 公式ホームページ▼
https://levo.toyama.jp/