ひらめきの源泉、空想への旅

ずっと悩んでいる問題の解決策や妙案、それは目の前の問題に向き合っている瞬間ではなく、空想の旅の途中にあるのかもしれません。

8月16日のYahoo!ニュースで、とある興味深い記事を見かけました。
問題に向き合い、思考を巡らせているときよりも、お風呂に入ったり、散歩をするなどの受動的な活動の最中に、斬新で創造的なアイデアが生まれやすいのはなぜなのか、という内容の記事です。

脳には、創造性の重要な源泉であると考えられている領域「DMN(デフォルトモードネットワーク)」があります。とある研究により、その領域は、休息時に最も活発であるということがわかったそうです。

また、今年2月に学術誌「Human Brain Mapping」に掲載された論文では、ポジティブで建設的な空想(計画の立案、楽しい考え、希望に満ちた鮮明なイメージ、好奇心など)は、DMNの活動や創造性と関連があることが明らかにされています。

- DMNを活性化する『マインドワンダリング』

「マインドワンダリング」とは、心がさまよっている状態、つまり、空想にふける状態をさします。

中でも、本人が意図せずに問題から離れて思考をめぐらせる「非意図的マインドワンダリング」は、アイデアを生み出す上で非常に重要な時間であることがわかっています。

米カリフォルニア大学の心理学者スクーラー氏は、「心が問題から離れて空想の世界をさまよっているときこそ、創造的な思考が生まれる」と述べています。

- 様々な研究により明らかになる「空想にふける」ことの重要性

私たちの文化には、良い結果や斬新なアイデアは懸命に取り組んでこそ得られる成果だ、という通念があります。しかし、科学的な知見を踏まえると、問題に四六時中取り組むことは、必ずしも良い結果に繋がるとは限らないことがわかります。

むしろ、創造的で新しいアイデアを得たい時には、一度問題から離れ、心が十分にリラックスできる環境で自由に物思いにふけることが、結果としてゴールへの近道となるのかもしれません。

- Soak in the daydreams. -空想に浸ろう。

私たちFoo Tokyoは、自らを「空想誘発業」という側面を有したブランドであると捉えています。

急速に変化する現代において求められる「心のしなやかさと創造性」は、心がさまよう「なにもしない時間」を1人1人の人生に組み込むことで得られるものであり、私たちが手掛けるアイテムには、お客様の「心の自由度」を高めたいという願いが込められています。

私たちの手掛けるアイテムが、皆様の毎日に”空想に浸りたくなるようなやすらぎ”をお届けできますように。


参考記事:Yahoo!ニュース”斬新で創造的なアイデアをシャワー中にひらめくのはなぜか、進む研究”https://news.yahoo.co.jp/articles/e082747269f4c712fb836bdb7653d0a96b7e8ce1?page=1(2022.08.26)