赤ちゃんの体をくるむ「おくるみ」は、産まれたてのふにゃふにゃした体を抱っこしやすくするだけでなく、防寒や冷房対策としても役立つアイテム。
また、おくるみで包まれることによってモロー反射などの動きを避けることができ、赤ちゃんが目を覚ます回数が少なくなるといった効果もあります。
しかし、いざ「おくるみ」といわれても生地や種類が沢山あり、いろいろな名前があって区別がつかないですよね。
今回は素材とデザインなど数多くの種類があるおくるみの中から、ママにおすすめの商品を5つご紹介します。ママの愛情がやさしく、しっかりと伝わるおくるみ。お気に入りの1枚を見つけて下さい。
赤ちゃんのおくるみはなぜ必要なの?出産準備にホントに必要なの?

赤ちゃんのおくるみってなに?
おくるみとは、新生児~4ヶ月頃までの首の座っていない赤ちゃんを包む大判サイズの布のことをいいます。正方形や長方形、足を入れられる形状になったものなど、形は様々です。
ガーゼ地、木綿他、タオル地など天然素材を使っているものが多く、赤ちゃんの肌に直接触れても刺激が少ないように配慮されています。おくるみで包まれることにより、赤ちゃんはママのお腹の中にいた時のような安心感を得ることが出来ます。
またおくるみは、体温調節が苦手な赤ちゃんにとってはとてもありがたいもの。優しく包み込み、しっかりと保温をしてくれます。
赤ちゃんのおくるみはどういう時に使うの?
おくるみは、赤ちゃんを抱っこするときや寝かせるとき、移動するときなどに使います。生まれて間もない赤ちゃんは、首や腰がすわっていないため、柔らかくて不安定な状態。そのときにおくるみで赤ちゃんを包むと、抱っこがしやすくなるのです。
また、赤ちゃんが大きな音などの刺激に対して驚き、手足を大きくびくつかせることを「モロー反射」といいます。寝ているときにモロー反射をすると、赤ちゃんは目が覚めてしまいますが、赤ちゃんをおくるみに包んで寝かせることで手足のびくつきが軽減され、目を覚まさずに眠れるというメリットもあります。
赤ちゃんのおくるみの効果は?

赤ちゃんのおくるみはどういう時に使うのでしょうか?特におすすめなのが、夜泣きが激しい赤ちゃんです。赤ちゃんを抱っこしても泣き止まない場合はこの「おくるみ」を使って安心感を与えてみましょう。
おくるみで包まれた赤ちゃんは、手足を固定され、足が適度に曲がるので、安心感で心地よく眠りについてくれる場合があるようです。すぐに泣き止まない赤ちゃんにこそ「おくるみ」が非常におすすめです。
また、赤ちゃんは足の裏で体温調節をするとも言われていますが、新生児の赤ちゃんは特に体温調節がうまくできません。おくるみはその体温調節を助けてくれる機能ももちます。心地よい体温はさらに赤ちゃんを安心させてくれることでしょう。
赤ちゃんのおくるみの種類・タイプ

おくるみの素材には、一年を通して赤ちゃんを快適な状態に保つため多くの種類があります。その素材を季節によって変えることで、赤ちゃんにとっての快適さをより良い状態に保つことができます。季節やシーンなどに合わせ、赤ちゃんが生まれたら、2~3枚のおくるみを準備することをおすすめします。
ここからは、素材別のおくるみの特徴、またそれぞれがどんな季節に向いているかを詳しくご紹介致します。
春・秋
ちょっと肌寒い春・秋は、厚手のコットン素材でさっとかけてあげられるタイプがおすすめです。
夏
湿気が多くて暑い夏は、通気性の高いガーゼ素材を選びましょう。お出かけのときに、クーラーの冷えから守ってあげられる程度の薄手のものが便利ですよ。
ガーゼ生地のおくるみは、通気性が良く、直接赤ちゃんの肌に触れても刺激が少ないのが特徴です。またガーゼ生地は、洗濯をしたり、汗をかいたりしてもすぐに乾くという嬉しい特徴もあります。
その他夏におすすめなのはパイル生地です。パイル生地のおくるみは、保温に優れており、吸収性が高いというのが特徴です。タオルと同じ素材のため、タオルケットとして使用することもでき、お布団に敷いて使えば汗をたくさんかく赤ちゃんも快適に眠ることができます。
冬
冷えが心配な冬は、防寒を意識してフリースやポリエステルなど、保温性の高い素材を選ぶと良いでしょう。ベビーカーに乗せたときのブランケットとして使える大判のものや、足のカバーがついているものも長く使えます。
また肌触りもよく、冬のお出かけ時には赤ちゃんの体を優しく包み込み、保温してくれます。自宅にいる時のお昼寝用のブランケットとしてもおすすめです。また肌触りもふわふわで、ママが赤ちゃんを抱く時にも気持ちがよく、赤ちゃんにはママの暖かいぬくもりが優しく伝わりそうですね。
赤ちゃんのおくるみの大きさ

赤ちゃんのおくるみではどのような大きさのものを選べばよいのでしょうか?
おくるみは、包むことを考え、赤ちゃんの身長の1.5~2倍はあったほうが良いです。
赤ちゃんの身長にもよりますが、平均的な赤ちゃんの出産時~3ヶ月の身長が約50-70センチのため、100-120センチの包みやすい、正方形か長方形の物が適したサイズです。
赤ちゃんのおくるみの包み方(お雛巻き)

おくるみで赤ちゃんを巻くのは、慣れてしまえば簡単です。赤ちゃんの両腕をまっすぐに固定して包み込むこと、きつく巻き過ぎないことがポイントですよ。
- 角がてっぺんになるようにひし形に広げ、真ん中にむけて三角に折ります。
- 曲げた部分が赤ちゃんの肩の位置になるように頭をだして寝かせ左側を胸に持ってきて被せます。
- 下の角を持ち赤ちゃんの胸の位置に入れ込み包みます。
- 最後に右側を被せて包みます。
~巻き方の注意として~
赤ちゃんはとてもデリケートです。窮屈になりすぎず、だぶだぶにならないように無理に足を延ばしたりすると脱臼しかねません。程よい余裕をもたせてカエル足をキープしながら包むように「くるむ」ことが大事です。
おしゃれママさんにおすすめの赤ちゃんの「おくるみ」人気ブランド Foo Tokyo

様々なシーンで大活躍するおくるみ。素材だけでなく、デザインにもたくさんの種類があります。長い間使うことのできるおくるみですので、是非お気に入りのものを選びたいものです。
おくるみは2~3枚あると季節に応じて使い分けることができるので、これからご紹介するおくるみを是非選ぶ時の参考にして下さい。
Foo Tokyo(フートウキョウ)

おくるみで定番といえば、Foo Tokyo(フートウキョウ)。
Foo Tokyoは今雑誌やInstagramでも話題の高級ルームウェアブランドです。
ブランドデビュー間もなく、京都の高級旅館でのタオルの採用が決まるなど、今大注目のブランドです。Foo TokyoのコスメはNew Yorkでも販売されているほど。
Foo Tokyoのおくるみの最大の特徴は、その肌ざわり。今治タオルの中でも最高級のオーガニックコットンを使用しています。
赤ちゃんのおくりみで一番大切なのは、口に入れても安全かどうか、ですよね。Foo Tokyoのおくるみはオーガニックコットン100%ですので、プレゼントとしても大変喜ばれます。
また、デザインもワンポイントのブランドロゴが入っていて、センス抜群です。ギフトボックスもとてもお洒落でギフトの種類も多いので是非チェックしてみてくださいね。
赤ちゃんのおくるみをプレゼントで贈る場合

期間の決まりはないものの、新生児から生後3~4ヶ月頃まで使うのが一般的。何よりも優先されるのは、オーガニックなど自然由来の素材を使ったものがいいでしょう。
赤ちゃんの肌に直接触れるのでデザインよりもまずは素材を確認するのが重要です。その上で可愛い柄やカラーを選んであげてくださいね。
人気のおくるみで赤ちゃんを優しく包もう

使用期間は長くありませんが、おくるみとして使ったあとはベビーカーのひざかけや、赤ちゃんが昼寝しているときの肌掛けとして、多用途で使えるのが魅力です。一枚持っておけば、何かと重宝しますよ。
赤ちゃんにとって一番嬉しくて心地よいのは、何よりもママの愛情です。生まれてきてくれた赤ちゃんの笑顔を、ママの最高の愛情とおくるみで、優しく包み込んであげて下さい。