「友人・知人が妊娠した」というのは、多くの場合嬉しいニュースですよね。妊婦となった方に贈り物をしたいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、周囲に妊婦がいない場合、プレゼント選びに迷ってしまう方は多くいます。
妊娠したことで女性の体には様々な変化が生じているので、プレゼント選びも慎重に行う必要があるでしょう。
そこで、この記事ではそんな方へのギフトについて、選び方やNG例、ジャンル別のおすすめアイテムなどをご紹介します。
妊婦へのギフト選びに迷っているという方はぜひ参考にしてくださいね。
妊婦への贈り物はどう選ぶ?

妊婦への贈り物を選ぶ場合には、普段誰かにプレゼントを選ぶときの観点に加えて、妊婦ならではの考慮すべき点がいくつかあります。
ただ、相手が妊婦であってもギフトを贈るときの基本である「相手がもらって嬉しいものを選ぶ」という点は変わりません。
この記事では、妊婦への贈り物で特に注意すべき点をご紹介していますが「相手が喜ぶ物」を選ぶという観点は忘れないようにしてくださいね。
妊婦への贈り物の選び方

妊婦へプレゼントを贈る場合、普段のプレゼント選びではあまり意識しないポイントがいくつかあります。まずはそれを確認しましょう。
また「妊娠前は好きだったものが、妊娠してから急にダメになった」という話がかなり多く聞かれます。
そのため、妊婦への贈り物をするときに「この人はこれが好きなはずだから」と安易に決めてしまうのは禁物です。
そうした点も踏まえて、選び方のポイントを確認してくださいね。
妊婦自身へのプレゼントを贈る
妊娠している方へのプレゼントの場合「ベビーグッズがいいのではないか」と考える人は多いです。
しかし、それは避けた方がいい場合の多いプレゼントであることを知っておきましょう。
現代の医療は、昔に比べて非常に発達しています。しかし、それでも妊娠・出産は母子の命懸けで行われるものです。
赤ちゃんが生まれるまで、手放しで安心できるものではありません。
まだ赤ちゃんが生まれていない段階でベビーグッズを贈ることは、妊婦へのプレッシャーになってしまう可能性があります。
また、万が一出産が無事に行われなかった場合に、思わぬショックを受けるアイテムになってしまうかもしれません。
そのため、妊娠祝いとしてのギフトには、妊婦本人が使えるものを選ぶのがいいとされています。ベビーグッズよりは、マタニティグッズなどがいいでしょう。
高額すぎないギフトを選ぶ
妊娠は母体への負担が非常に大きいものです。そんな状態の方に「不要な負担はかけたくない」と考える方も多いでしょう。
その場合には、ギフトの金額にも気を使うのがおすすめです。高額すぎるプレゼントは普段受け取っても困惑しやすいもの……。妊娠時ならなおさらです。
相手との関係性を踏まえて、適切な妊娠祝いを贈りましょう。一般的な予算相場は2,000円から4,000円くらいのようです。
赤ちゃんに良くないものは避ける
妊娠のお祝いは妊婦本人に向けたプレゼントを選ぶべき、という話をしましたが、赤ちゃんへの影響は無視できません。
「母体や赤ちゃんに良くない」といわれているものは贈らない方がいいでしょう。
生ものやアルコールは妊娠時に食べるのは控えるべきだとされています。
一般的なコーヒーやカフェイン入り飲料なども、食べないよう制限がかかっているものがあるので、贈る場合には確認が必要です。
また、生まれた直後の赤ちゃんに良くないとされるものも避けるべきでしょう。
例えば、「はちみつ」は大人が食べると美味しいですが、乳児に食べさせると死亡のリスクがある危険な食べ物です。
出産を控えた方に贈るのは避けた方がいいといえます。
普段何気なく生活しているうえでは知らないものの、妊娠時には避けるべきとされるものは多いです。
妊婦への贈り物選びの際は、一度調べるようにするといいでしょう。
この記事の後半でも、NG例をもう少し詳しくご紹介しますので、そちらも参考にしてくださいね。
妊婦におすすめの贈り物をジャンル別にチェック

ここからは妊婦への贈り物として人気があるものを、ジャンル別にご紹介します。贈り物選びに迷っている方の参考になれば幸いです。
タオル
タオルは日常生活の中で何かと必要になるもの。その触り心地はタオルの質によって大きく変化します。
ギフトとして触り心地のいいタオルを贈ろうと考える方は多いです。
妊娠時は体の変化や環境の変化で強いストレスを感じる方が多いもの……。
せめて、家でゆっくりできる時間くらいは安らぎを感じて欲しいですよね。そんな思いを込めて、触り心地のいいタオルを贈るものいいかもしれません。

Foo Tokyoのオーガニックコットンフェイスタオルは、まさに「触り心地での安らぎ」を目指した上質なタオルです。
触れると思わず「ふぅ」と吐息が漏れるような優しい肌触りが、憩いの時間を提供してくれますよ。ゆっくり休んでほしい方へのギフトにおすすめです。
こちらはFoo Tokyoのオーガニックコットンバスタオル。
先にご紹介したフェイスタオルと同じ素材なので、どちらか使い勝手の良さそうな方を選ぶのがおすすめです。
フェイスタオルとバスタオルがセットになったギフトセットも販売しています。
気になる方は公式サイトをチェックしてくださいね。
マタニティ食品
妊婦は食事に関する制限が多く、実際に「好きなものを食べにくくなって困った」という声も多くあります。
また、ニオイに敏感になって「前は食べられたものが駄目になってしまった」という声も。
そんな食事に関する悩みの多い妊婦だからこそ、贈り物に「妊婦が安心して食べられる」マタニティフードを選ぶ方は多いです。
マタニティフードは、妊婦と赤ちゃんのことを考えて作られたもの。ギフトに迷っている方にもおすすめです。
ケア用品
妊娠によって生じる大きな体の変化は、出産から産後も続いていきます。
そんな体をケアできるアイテムは、妊婦からの人気が高いようです。
妊娠サポート用品として販売されているので、調べてみるといいかもしれませんね。
妊婦への贈り物の渡し方のマナー

妊婦への贈り物を渡す場合には、相手に負担をかけないようにしたいものです。そのためのマナーを確認しておきましょう。
妊婦に贈り物を渡すタイミング
妊婦への贈り物は、妊娠中期に渡せるのが理想です。
妊娠初期はまだ妊娠を公表していない方も多く、妊娠後期になると出産が近づいてきて体に負担がかかりやすいといえます。
妊婦への贈り物に添えるメッセージ例
妊婦への贈り物にメッセージを添える場合には、過度な負担をかけないようなメッセージを心がけましょう。
メッセージの例をご紹介しますので、参考になれば幸いです。
「妊娠おめでとうございます。お身体にお気をつけてくださいね。これからのあなたたとあなたの家族の幸せをお祈りしております」
「妊娠おめでとう。大変なこともたくさんあると思うけど、全力でサポートしたいです。何かあったら頼ってね!」
妊婦への贈り物選びのNG例

妊婦への贈り物にはNGアイテムがあるとご説明しました。
例を挙げるときりがありませんが、ここで代表的なものをもう少し詳しくご紹介します。
食べ物の贈り物NG例
まずは食べ物について見てみましょう。
アルコールや生ものなどはどれも避けた方が無難です。理由は妊娠時に食べるべきでないとされているから。
そのため、妊婦本人への贈り物としてはもちろんですが、旦那への贈り物としても避けた方がいいでしょう。
また、妊婦にとって妊娠時の体重管理が大きな課題になります。
体重が増えすぎると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの病気リスクが高くなってしまうのです。
そのため、高カロリーなスイーツもプレゼントには適しません。
スイーツを贈る場合には、妊婦向けのものが販売されている場合もあるのでそちらを選ぶようにしましょう。
次に、赤ちゃんに食べさせるべきではないものをご紹介します。
命に関わるものも多くありますので、出産を控えた妊婦への贈り物には適しません。
はちみつ、黒糖、黒砂糖は、乳児が食べるとボツリヌス菌によって死亡する恐れがあります。
ボツリヌス菌は加熱しても死なない菌ですので、これらが使われている食品も避けましょう。
また、アレルギーを起こしやすい卵や牛乳、小麦などの食品もできるだけ避けた方が良さそうです。
食べ物以外の贈り物NG例
食べ物以外の贈り物についてのNG例も見てみましょう。
妊婦への贈り物には香りが付いたものは避けた方がいいとされています。妊婦自身が好きだと言っていた香りであってもやめておきましょう。
妊娠したことで受け付けなくなったり、においがきつすぎて体調が崩れたりするからです。
また、出産祝いを妊娠中に贈るのも、可能であれば避けましょう。
出産はときに命を落とすこともある行為。
無事に終わっていない状態で出産祝いを贈るのは、変にプレッシャーを感じさせることに繋がります。
同じ理由から、ベビーグッズなども妊婦への贈り物には適しません。
出産祝いとしてなら喜ばれますので、タイミングを見誤らないようにしたいですね。
妊婦への贈り物選びは慎重に

妊婦への贈り物は、他の方への贈り物よりも気を使うべき点が多く大変だと感じるかもしれません。
しかし、妊婦自身も体の変化や出産の準備に対応するために大変な思いをして頑張っています。
それをサポートできるような贈り物を選べるといいですね。